「やりがいのある仕事」という幻想

 

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)
 

 2019年5月5日読了。

選んだ理由:小説を読んで興味を持っていた森博嗣先生のエッセイ。大学助教授から作家という経歴にも興味があった。「仕事」というキーワードも、いま関心を持っている分野。

第4章 仕事の悩みや不安に答える が面白かった。

Q 未来への不安が尽きません という質問の答え。

「未来への不安は、生きていることとほぼ同じで、常に、どんな状況でもある。それがない人間は、はっきり言って馬鹿だと思う」、名言!

 

感情を排して、現実を客観的に分析し、行動を優先する著者の姿勢が心地よく感じられた。やはりそういうことなんだなぁ・・・