新書「カラダはすごい!」

本日、読了。

 

 読んだ理由:医療従事者向けサイト、m3com で著者のインタヴューを読んだこと。

そのインタヴューは「祝葬」という小説に関するもので、その小説は読んだのですが、医師としての著作もあることを知って、取り寄せてみました。

あとがきに

p246

「身体の仕組みと機能を知ると、立派な人も、だめな人も、強い人も、弱い人も、同じように呼吸し、消化し、排せつしていることがわかります。それを理解すれば、偏見や

嫉妬、恐怖や劣等感みたいなネガティブな感情も、霧散するのではないでしょうか。」

と書かれてあるとおり、ハンディな新書で身体の仕組みがひととおりカバーされ、わかりやすく理解できるのは素晴らしいと思う。

amazan の評価で、何人かの方が触れていらしたように、「複雑骨折」の記載や「結核ペニシリン」のような凡ミスもありますが、読む価値ありでした。

付箋していた部分、メモしておきたかったのは一か所。

 

最近「うんこドリル」などの人気の理由のひとつかなと思われたところー

p91

「なぜスカトロは人を惹きつけるのでしょう。それは糞にはきれいごとがないからではないかと思います。どんな美人も金持ちも権力者も、ウンコをせずにはいられませんし、それは等しく臭い。その公平さ、ミもフタもなさに、えも言われぬおかしみと、清々しさがあるのでしょう」

 

祝葬

祝葬