新書「カラダはすごい!」
本日、読了。
カラダはスゴい! モーツァルトとレクター博士の医学講座 (扶桑社BOOKS新書)
- 作者: 久坂部羊
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: Kindle版
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読んだ理由:医療従事者向けサイト、m3com で著者のインタヴューを読んだこと。
そのインタヴューは「祝葬」という小説に関するもので、その小説は読んだのですが、医師としての著作もあることを知って、取り寄せてみました。
あとがきに
p246
「身体の仕組みと機能を知ると、立派な人も、だめな人も、強い人も、弱い人も、同じように呼吸し、消化し、排せつしていることがわかります。それを理解すれば、偏見や
嫉妬、恐怖や劣等感みたいなネガティブな感情も、霧散するのではないでしょうか。」
と書かれてあるとおり、ハンディな新書で身体の仕組みがひととおりカバーされ、わかりやすく理解できるのは素晴らしいと思う。
amazan の評価で、何人かの方が触れていらしたように、「複雑骨折」の記載や「結核にペニシリン」のような凡ミスもありますが、読む価値ありでした。
付箋していた部分、メモしておきたかったのは一か所。
最近「うんこドリル」などの人気の理由のひとつかなと思われたところー
p91
「なぜスカトロは人を惹きつけるのでしょう。それは糞にはきれいごとがないからではないかと思います。どんな美人も金持ちも権力者も、ウンコをせずにはいられませんし、それは等しく臭い。その公平さ、ミもフタもなさに、えも言われぬおかしみと、清々しさがあるのでしょう」